ソフトウェア分散配信
ソフトウェア分散配信機能で解決できること
業務を止めないスムーズなパッチ配信・機能アップデートを可能にMCoreでは、シェア型プル式のソフトウェア配信機構(P2P配信)を開発しました。これは、Windows 10/11などのファイルサイズが大きいセキュリティパッチや、機能アップデート(Feature Update)を、業務に影響なくスムーズに配信・適用するための機能です。
中継サーバを使用することなく、ネットワークに優しく、短期間で効率良く、簡単に配信できます。ネットワーク負荷の低減と運用コストの低減を両立します。
ソフトウェア分散配信機能の使い方
MCoreのソフトウェア配信機能の使い方について紹介します。
分散配信の基本設定
サイズが大きいファイルを細かく分散して配信できます。配信されたファイルは一定期間PC内にキャッシュされ、周辺のPCへ提供されます。キャッシュを保存する日数も指定可能です。エンドツーエンドのダウンロードは1対1に制限されるため、配信元のPCが高負荷になる心配はありません。
ダウンロード時の通信量の自動調整
ダウンロード時に使用する帯域は、エンドツーエンドでの回線実効帯域(空き帯域)に対する相対的な%指定で制限します。従って、回線の太い/細い、混んでいる/空いているに関係なく、単一の設定で常に自動調整しながら最適な配信を実現します。
レジューム時やエラー時のスムーズな再開
レジューム時のダウンロードの再開や、エラー時のリカバリも分散した最小単位で行います。
たとえば一つのクライアントPCがパッチダウンロード途中で電源をOFFにしても、それまでにダウンロードしたデータは保持されます。そして、ダウンロードを再開した時には、同じセグメント内ですでにパッチのダウンロードを完了したクライアントPCから、続きのダウンロードができます。
ダウンロード先のPCを特定の1台に固定しないため、効率良く短期間で配信できます。
サーバからのダウンロード設定
サーバからダウンロードする場合も、同時接続数を制限することができます。さらに、回線が細い拠点は中継PCを設定したり、サーバからダウンロードするPCを特定のPCに限定するなど、柔軟な設定が可能です。