インストールソフトウェア管理
目次
インストールソフトウェア管理とは
インストールソフトウェア管理
とは、自社で使われているOSやアプリケーションなどのソフトウェアのインストール状況を、正確に把握・管理することです。主にPCやサーバにインストールしているソフトウェアが対象になります。
具体的な内容・作業は次の通りです。
- ソフトウェアのインストール状況(何台のPCにインストールされているか、アップデート状況はどうかなど)の 管理・把握
- インストールしたソフトウェアの ライセンスの利用状況の管理・把握
インストールソフトウェア管理の重要性・メリット
インストールしたソフトウェアには、大抵の場合ライセンス期限が設定されています。もし期限切れやその他違反によってライセンスを不正に使った場合、契約が打ち切られるだけでなく先方からの損害賠償請求沙汰になる可能性があります。
逆に期限に余裕があるのに必要のないライセンスを購入し、余計なコストが発生するといったケースも考えられるでしょう。
また、ソフトウェアのアップデートの実施状況・セキュリティ状態などを把握しておかないと、「最近のアップデートバージョンではないから動作しない」「セキュリティ面に不安が出る」など、業務の遂行の妨げになる可能性があります。そのため、インストールしたソフトウェアに関する情報は、常に確保しておくことをおすすめします。
さらに「ソフトウェアに関する情報が管理されている」と従業員に意識を持ってもらえば、PCやソフトウェアの内部不正・私的利用といった コンプライアンス違反の抑止力 にもなります。
インストールソフトウェア管理の始め方
インストールソフトウェア管理を始める上で大切なのは、管理の対象になるソフトウェアの情報を収集し紐づけておくことです。管理を始める前に管理対象のソフトウェアの現行のバージョン、アップデート情報、残りライセンスなどの情報が正確でなければ効果が出る管理を始められません。もしインストールしたソフトウェアの管理にツールを使うなら、正しい情報が入力されているかしっかり確認してください。
MCoreによるインストールソフトウェア管理で解決できること
ソフトウェアのインストール状態を視覚的に管理。使用ライセンスを紐づけての管理も可能インストールソフトウェア管理では、PCやサーバで利用しているソフトウェアやアプリケーションの情報を収集し、ソフトウェアのインストール状態を見える化することで、視覚的に管理できます。さらに、過去にインストールしていたソフトウェアの管理や、インストール実績と使用ライセンスを紐づけての管理も可能です。
インストールソフトウェア管理の使い方
MCoreのインストールソフトウェア管理機能の使い方を紹介します。
グルーピング機能やフィルタ機能でソフトウェアを自動整理
ソフトウェアのインストール情報から使用しているソフトウェアを抽出し、カタログを自動で生成します。名前の異なる同一ソフトを1つにまとめるグルーピング機能や不要な情報を除外するフィルタ機能、カタログにSAMACソフトウェア辞書をインポートして有償/無償を判別する機能が搭載されています。
ソフトウェアの必要/不必要を整理できるので、コンプライアンスに準拠した適切な運用が可能になります。
管理項目を設定してインストール状況を細かく管理
資産管理番号など任意で設定する管理項目を用意しています。管理者は必要に応じて棚卸しの目的で、管理者が登録した情報を利用者に確認させたり、アンケートの目的で利用者に対してシリアル番号などのライセンス情報を入力させたりすることができます。
過去のソフトウェア情報の履歴を管理
アンインストールされたソフトウェアの情報も履歴で管理することができるので、過去に使用していたソフトウェアを把握することができます。また、インストール情報を持たないファイル実行型のソフトウェアなども収集して、インストール情報と合わせて管理することが可能です。
PCごとのライセンスを正確に把握
インストール情報(導入実績)と実際に適用しているライセンス情報(購入実績)を紐付けて管理することが可能です。どのPCでどのライセンスを割り当てて使用しているかを正確に把握できるので、一部のライセンス監査やダウングレード権を使用する場合のデータ検索などにも役立ちます。