資産管理
資産管理とは?
企業のおける 資産管理 とは、企業が保有するあらゆる資産の使用年数・状態・数量などを管理することです。企業の資産とは、主に次のものが挙げられます。
- 商品・製品、原材料、仕掛品、在庫などの現物
- ハードウェア・ソフトウェアなどのIT資産
- 機械設備、不動産、オフィス家具などの固定資産
- 特許権、販売権、ライセンス関係などの無形資産
- オフィス備品や紙類などの消耗品関係
IT資産に特化した管理を、 IT資産管理 と呼びます。また有価証券や現金、その他債権などの金銭価値をもつ資産も、資産管理の対象に含むケースがあります。
企業が資産管理を行うべき理由
情報化社会の加速や使用ツール・ハードウェアの変化などの背景から、企業が資産管理を行う重要性は増してきました。具体的な理由は、主に次のとおりです。
- 企業が管理すべき資産が増加し、 現状の把握・適切な管理 が行き届きにくくなった
- 保有資産の維持コスト・管理コストなどが増加し、 不要なものがあると利益を圧迫 する
- 管理が適切でなければ、 固定資産税の申告や決算棚卸し などの実施時に労力がかかる
- ライセンスの期限や減価償却の状況、メンテナンス期間などを正確に把握できていないと、 意図しない契約・法律違反や資産の破損 などにつながる
いかに効率良く棚卸しを行い、余剰資産やコストを削減できるかは企業にとって大きなテーマとなっています。
資産管理を適切に行うメリット
資産管理を適切に行うことで、 業務効率化やセキュリティ、コンプライアンス面の強化 につながります。具体的なメリットは次のとおりです。
- PCの状態管理やソフトウェア・OSのアップデート管理による社内セキュリティの確保
- 貸出状況・アクセス状況の履歴チェックによる従業員や第三者による不正操作や私物化の防止
- ヒューマンエラーやその他エラーによる紛失・盗難・返却忘れの防止
- 固定資産の適正管理による正しい減価償却や評価損の算定(適正な会計処理)
- 必要なもの・不要なものの見える化によるコスト削減
- 管理ルールの適正化・厳格化によるコンプライアンスの遵守
ただし資産管理のメリットを享受するには、資産管理の手法・進め方も大切になります。
資産管理を適切に行うには?
ITの進展により、PCやサーバだけでなく、周辺機器や携帯端末など、管理対象の資産は年々増加しています。そのため、効率的に棚卸しを行い、社内に蓄積された資産の削減、それに伴うコストの削減が重視されています。
Excelを使用した台帳管理を行う企業も依然として多く見られますが、複数の台帳を手作業で更新する必要があるため、管理する項目が増えるほど複雑さが増し、精度の低下とともに管理コストも膨らみます。
業務効率化や適切な整理・記録につながる資産管理を行うなら、資産管理に特化したシステムの構築をおすすめします。資産管理をシステム化することで、資産の一元管理や情報確認の 簡易化 、アップデート状況・期限日の 見える化 などが可能です。アクセス権限があれば、誰でも容易に確認・共有できる点もメリットと言えます。
MCoreによる資産管理で解決できること
PCサーバ以外の資産も一元管理。過剰投資を防止して社内資産を最適化ITの進展により、PCやサーバだけでなく、周辺機器や携帯端末など、管理対象の資産は年々増加しています。そのため、効率的に棚卸しを行い、社内に蓄積された資産の削減、それに伴うコストの削減が重視されています。
Excelを使用した台帳管理を行う企業も依然として多く見られますが、複数の台帳を手作業で更新する必要があるため、管理する項目が増えるほど複雑さが増し、精度の低下とともに管理コストも膨らみます。
MCoreでは、PCの資産管理に加えて、企業内に存在する固定資産や什器・備品などの少額資産をオンライン/オフラインで一元的に管理することができます。いつ購入し、どこに配置され、誰が使用しているかを正確に把握することで、過剰な資産を見える化し、最適な設備投資を行うことが可能になります。
資産管理の使い方
MCoreの資産管理機能の使い方を紹介します。
資産管理情報
PCやサーバ以外の資産情報は、管理コンソールやCSVファイルのインポートにより一括で登録できます。
資産管理ディスカバリ
オンラインの資産であればIT資産ディスカバリで探索して登録することも可能です。PC資産管理と連係して目的に応じてPC資産の情報も一緒に表示することができます。
IT資産管理ディスカバリでは、指定したネットワークアドレスの配下に存在するオンラインのIT資産を定期的に探索し、ネットワーク機器やプリンタなど資産の種類を識別して自動で登録することができます。
主な収集可能項目(Windows端末)
基本情報
- 管理対象名
- 所有部門
- 使用部門
- 使用者ID
- 運用状態
- 資産区分
- タイプ
- 資産管理番号
- 保守契約管理番号
- ユーザ定義(1~50)
プロダクト情報
- メーカー名
- モデル名
- 製造番号
ネットワーク情報
- IPアドレス
- サブネットマスク
- MACアドレス