社員紹介
WORK AND PEOPLE 03
SHIHO TORII
System Engineer
システムエンジニア
鳥居 志穂
ハーネスソリューション事業本部
システム2部 製造管理グループ
2019年入社
法学部 法学科卒
ワイヤーハーネスの組立管理システムを担当。
ワイヤーハーネス生産管理システムのうち、主に組立管理システムの導入・保守に携わっています。組立管理システムでは、製品の状態を検査し、その検査実績を保存することで、品質を保証しています。世界のワイヤーハーネス生産工場で利用されている、有数のユーザー数を抱えるシステムでもあります。
私は、以前より運用されていた旧システムの再構築にあたり、新システムの開発・導入を行っている中で、配属されました。導入・保守作業のうち、導入はシステム環境構築・データ移行、保守はユーザーや連携システム担当者からの問い合わせ及びシステム修正対応になります。旧・新システム双方への理解に加え、移行仕様・連携システムへの理解も求められ、業務知識がかなり重要となります。
現在は開発にも携わっており、開発知識を学びながら日々業務を行っています。
導入時は組立管理システムの代表に。
ワイヤーハーネスはさまざまな工程を経て生産されており、関連システムも多岐にわたります。そのため、再構築システムの導入時には、それぞれの業務やシステム仕様を理解したうえで、その影響度を見極め、問題を未然に防ぐ必要があります。ユーザーとの認識の擦り合わせはもちろんのこと、それぞれのシステム担当者間で綿密な打ち合わせをすることが重要になります。
初めは問い合わせを受けることもなく作業を行うだけだった自分が、担当する組立管理システムの代表として導入に参画し、解決策を提示できるようになったことは、大きな自信になっています。問題が起きないよう安全策をとっていた作業に関しても、なるべくユーザーへの影響を与えないよう、最小限の制限で行えるように改善していくことができました。
課題を解決する能力と自信がついてきた。
導入や保守においてはユーザーとのかかわりが多くなるので、意見もダイレクトに聞くことができます。要望や問い合わせ、困ったことなどを一つひとつ解決していくたびに、実際にユーザーのためになっていることがわかり、やりがいにつながります。また、それを解決するために自分も新たな知識を得ることができ、次の問い合わせを受けた際に以前よりも早く解決できるようになっていることが嬉しく感じられます。
知識が増えると、他のメンバーと意見を交換することもできるようになり、積極的に話し合いに参加することもできるようなりました。担当するシステムの仕様について説明し、意見が取り入れられて解決につなげることができたときは、自分がそのシステムの担当者だという自信と責任を感じます。
その場限りではないシステムを作りたい。
最近は、導入・保守から開発へと担当が代わり、開発を主軸に業務を行っています。初めての作業が多いことに加え、開発実績も過去のものであるため、整備すべき点が複数あって戸惑うことが多くありました。それもあって私自身は、他の作業者が円滑に作業を進められるようにするため、その場限りではない、使い回せる足跡を残していこうと思っています。最初は時間がかかるかもしれませんが、過去の例というのはそのときに思う以上に今後に影響を与えるので、人から参考にされるようなものを作っていくことが目標です。
就職後も学びたいという思いがあったため、社員教育の充実を重視して就職活動を行っていたところ、最も新人教育に力を入れていると感じたのが当社でした。今まで情報系とはまったくかかわりがなく、知識がないことへの不安も大ききかったため、新人社員研修に2.5カ月の期間設定がされていることを重視しました。
選考で印象深いのは、ITへの知識や英語、その他のスキルよりも、興味ややる気を重視されたように感じられたことです。スキルがあるに越したことはないですが、自分が不安に思っていることは入社後解消されるのだろうという確信を持つことができ、当社を選びました。私はその年の新人採用では最後の採用でしたが、就職活動を続けて良かったと思っています。
私が入社を決めた理由は充実した新人教育でしたが、入社して最も感じることが、社員がみんな優しいことです。同期との新人社員研修や、15カ月のOJT期間によって、人とのかかわりを作れたことは、自分から進んでかかわりにいけない私にとって大きな資本になりました。
そうして人から学ぶことも多かったため、私のようにやる気だけでぶつかっても、受け入れてくれる素地は十分にできていると感じます。業務においては、わからないことや誰もが初めて行うことを解決していく姿勢が何よりも重要です。周りには頼れる先輩社員が多いので、自分ができることを増やしていけば、輝ける場所は必ずあると思います。