海外向け
システムの
プロジェクトを推進。

海外工場向けシステムの改善を担当。

私は現在、主に海外工場向けシステムの改善を担当しています。ミッションは、当社の開発したシステムで導入先会社のビジネスを支え、業績向上に貢献すること。具体的には、担当者からいただいたシステムへの要望に対するヒアリング・仕様検討・導入や、問い合わせへの回答を行っています。
心がけていることは、「要望の背景を正しく理解する」ことです。言われたことをそのままやるのは簡単ですが、言われた内容が、本当にお客さまのやりたいことにつながるかどうかの確証はありません。本当にお客さまが望んでいることは何なのかを正しく理解し、ときには逆にこちらから提案し、お客さまにとってより良いシステムに改善できるよう、日々努めています。

大きな学びとなった海外トレーニー研修。

今まで仕事をしてきた中で最も大きな転換期となったのが、アメリカでの1年間のトレーニー研修です。これを機に、仕事に対する姿勢や考え方が大きく変わりました。
この研修の中で初めて、お客さまに密に関わる立場で、責任者として一人でプロジェクト管理をすることになったのですが、当初は失敗の連続でした。というのも、計画作成はおろか情報共有もうまくできておらず、日本側のチームメンバーが疲弊していく･･･、という最悪の状態でした。上長の指導や社内・社外のさまざまな方々の協力のおかげで何とか立て直しに成功しましたが、この経験を通して、「自分は一人で仕事をしているのではなく、周りと助け合いながら仕事をしているのだ」と痛感しました。
それ以降、「相手はどういう状況か」「相手の立場ならどんな情報がほしいか」と、まず相手側の視点に立って考えるようになりました。このときに学んだことや感じたことを書き留めたノートは、今も自分の行動指針にしており、時折見返しては気持ちを新たにしています。

自分のスキルで誰かの役に立つ。

私は、自分のスキルで誰かの役に立つことができたときにやりがいを感じます。最もやりがいを感じるときは、やはりお客さまから直接お褒めの言葉をいただいたときです。
中国の工場に長期出張してシステム導入を手伝ったことがあるのですが、帰国直前、担当者の方に「あなたはシステムのことをとてもよくわかっている、あなたが担当で良かった」と言っていただけました。導入はとても大変でしたが、その一言でまたさらに頑張ろうという気持ちになりました。
また、普段の仕事でやりがいを感じないのかと言われれば、そんなわけでもありません。最近では、スマホアプリのテスト仕様書を提供してほしいと依頼があり、個人的に作成していた資料をお渡ししたところ、「すごくわかりやすいので標準検討の参考にしたい」と言っていただけました。小さいことですが、このように日々少しずつ達成感を感じています。

さらに高いレベルのプロジェクト管理を。

近い将来に達成したい目標としては、海外現地ユーザーと直接対話し、どんどん改善点を提案できるようになりたいです。また、まだまだ経験が浅いため最終目標に近いですが、将来的にはプロジェクト管理をもっとうまく、もっと効率よくできるようになりたいです。ただ単にQCD（品質・コスト・納期）が満たされているだけでなく、参加したメンバー全員が「参加してよかった」と思えるプロジェクトにすることが理想です。