要件に応じた多彩な機能
デザインをカスタマイズできる編集機能や業務画面の操作性を向上するインタフェースなど、さまざまな要件に対応する機能を用意しています。
デザイン編集機能
楽々Framework3では、デザインテーマを切り替えることで簡単に見た目を変更することが可能です。さらに、デザインテーマはCSS(スタイルシート)を使用し、デザインを変更することも可能です。しかし、CSSの編集にはテキストエディタなどの編集ツールとCSSの知識が必要でした。
このデザイン編集機能では、デザインテーマの見た目をRakStudioで編集が可能です。スタイルシートを記述することがないため、CSSの知識がない方でも手軽にデザインのカスタマイズが可能となります。
このデザイン編集機能を使用して作成したデザインを「デザインセット」と呼びますが、作成したデザインセットはエクスポートして他のシステムに配布することも可能です。製品モジュールをダウンロードいただきますとサンプルのデザインセットも入手可能です。
編集のイメージ
RakStudio上で、各種設定項目で指定するだけでデザイン編集できます。
多言語
多国語対応(日本語・英語・中国語)
ユーザーの母国語に合わせ「日本語」「英語」「中国語」に切り替えて表示できるシステムを構築できます。
ユーザーは同一システムにアクセスし、出力するメッセージやタイトル・ボタンや登録データの表示を言語スイッチでいつでも切り替えられます。
標準メッセージ・タイトル・ボタン
楽々Framework3の画面表示部品が標準で出力するメッセージやタイトル・ボタンは既に翻訳語が登録してあります。特別な準備は必要ありません。画面上にある言語スイッチをクリックすることで表示が切替えられます。
項目タイトル(項目オブジェクト)
楽々Framework3の項目オブジェクト(=項目部品)は日本語、英語、中国語の名称を保持できます。それぞれの名称をあらかじめ登録しておけば言語スイッチをクリックすることで表示が切替えられます。
データ
表示データは言語ごとにデータ行を保持することで表示の切り替えが可能です。
本来のキーに加え「言語区分」を設けて複合キーとして扱い、言語ごとにデータを追加します(0:日本語、1:英語、2:中国語)。
表示データ取得用SELECT文を定義する際に、条件に言語区分置換パラメータ(%lang%)を指定すると、SELECT文実行時に現在選択中の言語スイッチを表す区分に自動置換します。これにより名称を言語ごとに個別に表示できます。
リッチなインタフェース
Ajax技術をフル活用したダイナミック・プレゼンテーション部品などを使用することにより、業務画面の操作性を飛躍的に高めることが可能です。利用者の多様なニーズに対応した表示部品を組み込むことで、開発工数も大幅に削減できます。
ポータル機能
お客様の用途にあったログイン直後の画面をGUIで部品を配置するだけで、簡易ポータル画面を簡単に作成ができます。
利用者ごとに各部品に対して表示可否の権限設定が行えますので、きめ細やかなポータルの運用も可能です。
Excelのような操作感(スプレッドシート連携)
Excelのような操作で表示/編集を可能にする項目型が用意されています。
項目を配置するだけで、ブラウザ内にもかかわらず、Excelを使用している感覚で操作ができます。
コンポーネントとしてもご利用が可能です。
リッチテキスト
ブラウザ内でテキストの装飾、箇条書きやリンク設定ができます。 表示される見た目と同じ状態での編集が可能です。
SELECT項目の連動
関連する複数のSELECT項目の選択候補を動的に変更することができます。
例えば、「地域」を選択すると「都道府県」の選択候補が「地域」によって絞り込まれる、といった動作を実現します。
表示幅スライド調整
データベースの検索結果を表示させる画面で、各表示項目の表示幅をマウスのスライド操作で利用者が自在に調整することが可能です。 また項目の表示順序も利用者が随時変更することができます。
項目の表示/非表示切替
データベースの検索結果を表示させる画面で、表示された項目を非表示にしたり、表示されていない項目を表示させたりすることが可能です。
検索語入力補完
データ検索の検索条件入力画面で、入力した文字列に該当する候補語を一覧表示させることができます。例えば製品コードの1桁目、2桁目、3桁目と入力するのにあわせて、該当する製品コードと製品名の一覧が表示されるので、利用者はその候補の中から選択することで検索条件を簡単に指定することができます。
ノンストップ・スクロール
データベースの検索結果を表示させる画面で、検索結果が1ページにおさまらない場合、まず1画面分の結果だけを表示させておいて、利用者がスクロールバーをスライドさせたときに続きのデータを次々に読み込んで表示させることができます。
検索結果を大まかに知らせるような場面で便利な部品です。
マイレイアウト機能による表示設定の保存・呼び出し
ダイナミックプレゼンテーションによる項目表示・幅や表示順序、表示・非表示などの設定内容は、システム利用者が保存でき、次回ログイン時に呼び出して使用することができます。
これにより、システム利用者ごとに業務上使いやすい表示形式にカスタマイズして、繰り返し使用することができます。
リッチクライアントなみの操作性
楽々Framework3はHTMLベースの画面を採用しつつ、クライアントサーバなみの操作性を提供します。これより、シンプルな操作性が求められる製造現場やデータ入力中心の業務でのマウスレス操作や、縦横スクロール可能な一覧画面表示が可能です。
しかも特別なコーディングは必要ありません。ノンプログラミングで使いやすい操作性を実現します。
例えば下記の機能もノンプログラミングで実現できます。
- リターンキーや矢印キーでのカーソル移動
- フォーカス部分の色の反転
- 縦横スクロール可能な一覧表示
-
コード入力後、データベースアクセスして名称表示
対象が複数あれば自動的にサブウインドウを開き選択 -
日付入力の補完
「3」と入力すれば2017/01/03と表示(今年、今月) - ポップアップウインドウの表示/選択
-
項目ごとのヘルプ表示
未入力の入力欄に説明や入力例を薄く表示
項目毎の説明をポップアップ - 日付の和暦表示や曜日の表示
メモボード
メモボード機能は、画面のデータに一般のユーザーがコメントを追加できる機能です。例えば、従業員データに関してコメントを残したいケースや、受注データを登録する際に出荷担当者にメモを残したいといったシーンで活用できます。
メモボード機能を利用するにあたって、プログラムで使用するテーブルを変更する必要はありません。メモはテキストデータで保持しますので、文字数の制限を気にすることなく、長いメモを書くことができます。メモの数にも制約はありませんので、複数のメモを書くことができます。メモごとに、自分だけが見えるようにしたいのか、他の人も見えるようにしたいのか、設定できます。
WebAPIによる外部サービスとの連携
WebAPIを利用した通信処理を行うロジックの部品を用意しております。例えば、郵便番号から住所を取得するWebAPIを使用して、郵便番号を入力したときに住所を補完するといったことが実現可能です。
スマートフォン・携帯対応
PC・スマートフォン・携帯電話をアクセス元から自動判別して表示します。
楽々Framework3が表示内容を自動変換するため、個別の表示設定は不要です。
スマートフォン対応機種 ― iPhone、iPad、Android 搭載機種
ルックアンドフィールの変更
簡単に変更
業務画面の色調などのルックアンドフィールを複数の「デザイン・テーマ」の中から選択して、簡単に適用することができます。
「デザイン・テーマ」には、シンプルでオーソドックスなClassic、Classic-Green、Classic-Blue、Classic-Purple、デザイン性を重視したRound-Blue、Round-Blue-TopFrame、Water-Float、Sky-Blueがあります。
(2014年04月現在)
柔軟なデザインにも対応
Bootstrap・jQueryのようなCSSフレームワークにも柔軟に対応することができるSimpleテーマを用意しています。レスポンシブWebデザインなどデザインのカスタマイズがスムーズに行えます。
画面幅 大:3段組
画面幅 中:2段組
画面幅 小:1段組、左メニューを上段へ
ハイパー全文検索
QuickSolution(弊社検索エンジン)と連携したSQLの制約を解決するあいまい全文検索
業務システムでのデータ検索機能は、SQLを使用して実装するのが一般的ですが、SQLによる検索では次のような制約があります。
- テーブル名やデータ項目名の指定が必須のため、漠然とした広範囲の検索ができない
- 長いテキストからの全文検索が不得意
- あいまい検索ができない(部分一致の場合も正確な文字列の指定が必要で1文字異なると検索できない)
楽々Framework3が提供する「ハイパー全文検索」は、全文検索エンジンQuickSolutionのコア技術を使用しており、テキスト成分抽出や検索用インデックス更新など、QuickSolutionの高度な検索機能、検索性能を簡単に利用することができます。
ハイパー全文検索には、次のような特長があります。
- あいまいな検索語でも、類似度の高い文字列を全文検索
- 項目名の指定が不要で、テーブル内の全項目から検索可能
- 長いテキストからも高速、正確に検索可能
- 業務データに関連付けられた添付ファイルの中も検索可能
- 複数テーブルを結合したビューからも検索可能