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ChatGPT連携

生成AIの1つであるChatGPTの活用は多くの企業で進んでおり、社内の情報にも回答してほしいというニーズが高まっています。エンタープライズサーチQuickSolutionは注目を浴びているRAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)技術でChatGPTと連携し、社内情報の検索結果をもとにユーザの意図を考慮した回答を行う機能を提供しています。ここではQuickSolutionのChatGPT連携の詳細と活用イメージについてご紹介します。

ChatGPTとは

ChatGPTとは自然言語処理技術を用いた対話型の生成AIです。その柔軟な文章生成能力と文脈を考慮した対話能力により、人間と対話しているようなチャットのやり取りを行えます。企業におけるChatGPTの可能性は多岐にわたり、さまざまな領域での活用が期待されています。

QuickSolutionのChatGPT連携(オプション)

ChatGPTは便利ですが、単独では社内の情報に回答できないという大きな課題があります。企業でChatGPTを活用するには社内情報に回答することが必要不可欠なため、RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)といわれる技術が注目を集めています。RAGとは、社内データなどの情報源を検索して必要箇所を抽出し、その内容にもとづいてChatGPTなどの大規模言語モデル(LLM)に回答を生成させる技術です。
詳細は、RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)をご覧ください。

エンタープライズサーチQuickSolutionは社内ファイルサーバやクラウドストレージなどに保存された大量のファイルを閲覧権限も考慮しながら横断的に全文検索するシステムです。検索システム(検索エンジン)の強みを活かし、高速・高精度な検索で社内情報から必要な文書を抽出し、その内容にもとづいてChatGPTに回答を生成させる機能を提供します。

QuickSolutionのChatGPT連携は社内外に散在する膨大な企業内情報からユーザが知りたい情報を的確に回答します。以下は、総務部が行った従業員に対するアンケートの中から、「在宅勤務」に言及があるファイルを検索した例です。検索結果に対して「在宅勤務に関する従業員からの主な要望を列挙して」といった質問が可能です。さらに「2つ目の要望に対して他社での取り組み例を教えて」と深堀した質問もできます。ChatGPTからの応答に対しては、深掘りした質問だけでなく「表形式や箇条書きでまとめる」「要約」「翻訳」等の追加指示もできます。高精度検索で選りすぐられた文書をもとに的確な回答を行い、時間と手間を削減しスムーズな情報取得を実現することにより、ビジネスの生産性向上に貢献します。

ChatGPT連携の特徴

膨大な社内情報から正確に回答

一般に、ChatGPTは間違った情報を生成してしまうことがありますが、これは学習したインターネット情報にもとづき確率に従って単語を組み合わせて文章を生成するためです。QuickSolutionはオンプレからクラウドまでファイルの保存先を意識することなく、高精度に必要な文書を抽出し、信頼できる社内情報をもとに正確な回答をします。また、ChatGPTの学習データは過去の膨大なデータのため、最新情報が反映されにくいですが、QuickSolutionは最新情報をもとに回答します。

回答元となる文書を個別に選択・除外できる

回答は複数文書を元に生成される場合が多いですが、回答元となる文書をピンポイントに選び、特定の文書から回答させることも可能です。また、回答元から不要な文書を除外し、ユーザが知りたい情報をより的確に回答させることもできます。

追加指示もできる

ChatGPTからの応答に対して、深掘りした質問や「箇条書きにして」「表形式にまとめて」「英語に翻訳して」といった追加指示も可能です。情報を探すだけでなく加工などを任せることで、時間と手間を大幅に削減し業務効率化に貢献します。

回答の妥当性確認が容易

回答元になった文書はワンクリックで元ファイルを直接開くことが可能です。生成に使われた内容を素早く確認し、回答の妥当性を判断できます。

利用者の閲覧権限の範囲で回答

情報源が社内情報のため、利用者の閲覧権限を考慮する必要があります。QuickSolutionが利用者の閲覧権限を考慮して文書の抽出を行うため、セキュアな運用が可能です。

追加学習させないため安心

ChatGPTは入力された質問／回答をトレーニングデータとして使用し、LLMの追加学習を行っています。そのため、個人情報／機密情報を含む質問をした場合、それが学習データとなり情報漏洩のリスクがあります。一方、QuickSolutionのChatGPT連携はLLMの追加学習を行わないため、安心して利用することができます。
※LLMに追加学習させない文脈内学習(In-Context Learning)は行っています。文脈内学習とは、生成AIが持つ学習能力で、少量の例を与えるだけでその文脈からパターンを学習し、そのパターンに沿った文章を生成することです。

高度な検索機能により、目的の文書を直接探すことも可能

QuickSolutionは売上シェアNo.1の検索システム(検索エンジン)であり、様々な検索機能を搭載しています。ChatGPT連携で目的の回答が得られない場合や、関連文書の詳細を知りたい場合に活用することが可能です。代表的な機能をご紹介します。

セマンティック検索
検索文の意味を解析し、利用者の意図・目的に沿った検索を行います。
画像OCR検索
OCR未処理の写真や画像PDFに対して、自動的にOCRを行い検索します。
サムネイル／ビューワ
検索結果はサムネイルでも確認可能。専用のビューワでヒットしたページを直接開けます。高度な検索を抜群の操作性で利用いただけます。通常の検索機能に興味がある方はこちらをご覧ください。