三菱マテリアルテクノ株式会社
CADやDocuWorksの検索で設計業務を効率化
検索対象データ
- ファイルサーバ(100TB、9,300万ファイル)
製造部門やエンジニアリング部門で利用される設計図等 - SQL Server
社内ポータルに掲載した通知や規定、手順書、労働災害データベース等
導入背景と選定理由
製造部門やエンジニアリング部門では、サーバ内に保管されている多数の電子ファイルから必要な情報を探すのに時間を費やしていた。この状況を改善し、設計業務の効率化を図るため、CADやDocuWorksファイルを検索できるシステムを求めていた。2022年7月時点でファイルサーバのデータ容量は70TBを超えており、2024年5月には100TBにまで増加している。
8種類の検索システムを比較したところ、QuickSolutionは他社製品より機能・性能が優れていた。必須要件のCAD、DocuWorksファイルを含む膨大なデータの高速検索も可能だったため、導入を決定した。
導入効果
目標にしていた1日の検索回数235件は導入約半年で達成した。さらに、活用促進のためにQuickSolutionの便利な機能を紹介する動画を公開したところ、1日の検索回数は約300件まで増加した。1番利用が多いのは設計業務時のCADファイル検索だが、SQL Serverを検索対象に設定したことで、ポータルサイトのお知らせが検索できるようになったことも好評だ。140人に利用者アンケートを行った結果、「必要なファイルがすぐに検索できた」、「探していた昔のファイルが見つかった」という意見が多数あった。
QuickSolutionの導入で得られた効果 | 回答数 | 割合 |
---|---|---|
必要なファイルがすぐに検索できた | 97 | 69% |
探していた昔のファイルが見つかった | 79 | 56% |
ファイル名を忘れてしまっていたがキーワードで見つかった | 45 | 32% |
退職していた人が管理していたファイルが見つかった | 14 | 10% |
まだQuickSolutionを利用していない拠点からも導入を希望する声が上がっており、今後はそれらの拠点のファイルも検索対象に含められるように整備を進める予定だ。
※本事例中に記載の組織名や肩書き、数値、固有名詞等は取材時点の情報です。