サービス業E社
Windows 10パッチ配信のネットワーク負荷軽減プロジェクト
顧客ビジネス概要&課題
観光サービス会社では従来、管理PCのセキュリティパッチの配信・適用にはMicrosoft社のWSUSを利用してきた。ただ、使用するOSがWindows 10に替わるとともに、パッチや機能アップデートのファイルサイズが大きくなったことが理由で、配信の期間はメールの配信が遅延するなど業務に影響を与えるネットワーク負荷のトラブルに悩まされるようになり、大きな問題になっていた。
そこで、MCoreの新機能であるP2P配信(分散配信)機構の採用を決定し、WSUSからリプレースを実施したところ、業務ネットワークへの負荷が大幅に改善され、業務に影響なく安定してパッチを配信できるようになった。半年に1回の機能アップデートの配信も問題なく運用されている。
現在までにBitLockerの導入に伴い、BitLocker管理を追加拡張し、活用いただいている。
顧客のチャレンジ
- Windows 10パッチ配信の安定運用、ネットワーク負荷の軽減
- 情報漏えい対策の強化、内部不正に対する抑止力の向上
- BitLockerの安定運用、管理コストの低減
- 勤務状況、業務遂行実態の把握
システム構成
- MCore V5:E-5000
- 導入エージェント数:約2千台(2021年8月現在)
- 使用機能:IT資産管理、操作ログ管理、デバイス管理、BitLocker管理、パッチ管理、ネットワーク検疫、レポート機能、リモートデスクトップ
- サーバ数:IT資産管理サーバ1台(ログ管理サーバ同居)
ビジネスベネフィット
- IT資産管理とセキュリティ対策を1つのシステム(1サーバ)で実現
- P2P配信によりネットワーク負荷を抑えたパッチ配信&適用を実現
- ゼロトラスト観点で内部不正を監視し、コンプライアンス遵守を推進
- デバイス制御とBitLocker管理による社外持出PCのセキュリティ強化
- PC操作ログ取得により情報漏えい対策と不正への抑止力向上を実現
- PC稼動レポートとアプリ利用レポートによる業務遂行実態の見える化