最新リリース情報
QuickSolutionの最新バージョンのリリース情報をご紹介します。
QuickSolution Ver.13.3.1
(リリース日:2024/11/06)
Ver.13.2からVer.13.3.1における、主な変更点(機能の追加や改善、動作環境の変更など)について下記に示します。
1.ChatGPT連携に関する機能強化(オプション)
検索と生成AI(ChatGPT)との対話を分離して、利便性を向上
検索画面上に対話画面をモーダル表示し、検索と生成AI(ChatGPT)との対話を分離しました。キーワード、ファイルの更新日時や種類などで検索して、絞り込んだ文書に対して対話画面で質問ができます。高精度検索で選りすぐられた文書から正確な回答を提供します。その回答に対して箇条書き、表形式でまとめる、要約、翻訳等の追加の指示もできます。また、対話画面はワンクリックで表示/非表示を切り替えられます。検索の利便性を保ちつつ、必要に応じて生成AIを活用可能です。
回答に必要な文書の選択・除外で、より正確な回答を提供
対話画面上で回答に必要な文書の選択や除外ができるようになりました。必要な文書をピンポイントに選び、ユーザが求める正確な回答を提供します。
回答生成に使用した元文書参照やファイルアイコン表示で、
回答の妥当性確認が容易に
対話画面上で回答生成に使用した文書をクリックすれば、元ファイルを直接開くことが可能になりました。これにより、回答生成に使われた内容を素早く確認し、回答の妥当性を判断できます。また、文書にはファイルアイコンが表示されるようになり、直感的に理解しやすくなりました。
GPT-4o、GPT-4o mini対応
従来からのGPT-3.5 turbo、GPT-4に加え、「GPT-4o」「GPT-4o mini」にも対応し、より丁寧かつ迅速に回答を生成できるようになりました。
回答精度の向上など
プロンプトの改善により回答精度を向上しました。そのほか対話画面の伸縮、回答テキストのクリップボードへのコピーなど、本機能の利便性をより高める機能を追加しました。
2.ファイルサーバ検索に関する機能強化
大規模環境におけるインデックス更新の運用性改善
ファイルサーバからデータを取得する時間帯(クロール実行時間)を指定したインデックス更新において、その設定が容易になりました。特に大規模環境におけるインデックス更新の運用性向上に貢献します。
閲覧権限を考慮した検索の柔軟性向上
インデックス更新時に取り込んだ権限情報を用いて検索する方式において、上位のフォルダには閲覧権限がないがその下位のフォルダには閲覧権限があるケースで、下位の閲覧権限があるフォルダ内を検索できるように、設定で切り替え可能になりました。これにより、ご利用中のファイルサーバの権限付けに応じて、柔軟な運用が可能になります。
3.Box連携に関する機能強化(オプション)
JWT認証対応
Boxへの接続の認証方法としてJWT認証に対応しました。これによりSSO必須モードが有効なBoxの環境においても、QuickSolutionでの検索をご利用いただけるようになりました。
PDFファイルのビューワ表示対応
PDFファイルを検索画面上でビューワ表示できるようになりました。従来から対応済みのOfficeファイルなどと同様に、検索キーワードを含むページをダイレクトに表示します。またヒット箇所がハイライト表示され、ヒットしたページだけをページ送りできるため、検索結果の確認効率が大幅にアップします。
4.Microsoft 365/SharePoint連携に関する機能強化
(オプション)
秘密度ラベル対応
Microsoft 365の秘密度ラベルで暗号化された、SharePoint Online上のファイルを検索できるようになりました。暗号化ファイルも含めて何がどこにあるかを意識せずに、AIを活用した高速・高精度の全文検索が可能です。なお本機能を利用するには、秘密度ラベル連携オプションが別途必要です。
検索対象運用の利便性向上
インデックスに取り込むファイルの種類を検索対象設定画面から設定できるようになりました。またインデックス更新の内部処理の見直しも行っており、特に大規模環境においてさらなる動作の安定性向上を実現しました。
5.検索対象の拡充
PostgreSQL 15.5、15.6対応
RDB連携の検索対象データとしてPostgreSQL 15.5、15.6に対応しました。
6.検索画面に関する機能強化
検索画面利用ガイドの改善
検索画面の利用ガイド(ヘルプ)の内容を見直しました。基本的な使い方と詳細な使い方を分けて記載しており、初めての方でも迷うことなく検索画面をご利用いただけます。
検索画面の操作性向上
検索結果から自動抽出される関連語の表示位置を見直しました。ワンクリックで検索条件への追加/除去もできるようになり、関連語を今まで以上に検索に活用できます。
また、共有タグの一覧に検索窓を追加しました。目的のタグを素早く見つけることができるため、タグによる検索結果の絞り込みをより一層推進します。
7.管理者向けの機能強化
インデックス更新スケジュール画面の改善
インデックス更新スケジュールの設定に対して、任意の表示名を付けられるようになりました。さらにスケジュール設定のUIを見直しており、日々のインデックス更新の運用性を改善しています。