経路を複数のルートに分岐させ、条件に合致するルートを自動的に選択します。
条件には、項目の値を使用します。項目の値が一致する、値が大きい、値が小さいなどの条件式を設定します。
条件分岐は、分岐経路とも言います。
条件分岐を設定する
条件分岐では、分岐(汎用) アクティビティと 分岐終了 アクティビティを使用します。
分岐(汎用) アクティビティが分岐の始点、分岐終了 アクティビティが分岐の終点となります。
例では、項目「調査判断」がチェックされている場合は調査の後に決裁に進む、チェックされていない場合は決裁に進む経路を作成します。
分岐(汎用) アクティビティの設定方法
分岐(汎用) アクティビティに、条件式と分岐先を設定します。
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アクティビティタイプ一覧画面で、分岐(汎用) をクリックします。
分岐(汎用) アクティビティの設定画面が表示されます。
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コピーをクリックします。
アクティビティの設定を変更するには、標準アクティビティをコピーします。もしくは、作成済のアクティビティをコピーします。
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コピーした 分岐(汎用) アクティビティを設定します。
使用可否 |
アクティビティの使用可否を設定します。「可」「マスター経路のみ可」にしないと、アクティビティを経路に使えません。 |
アクティビティ名称 |
アクティビティに名前を付けます。分かりやすい名前を付けることをお勧めします。
例 分岐(調査判断) |
アクティビティタイプコード |
アクティビティを識別するためのコードです。
同じコードは付けられません。 |
登録ボタンをクリックします。
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分岐(汎用) アクティビティの操作を設定します。
操作の 1 行が、分岐先のルートにあたります。複数の行を設定します。
更新 |
内容を変更するとチェックされます。 |
削除 |
行を削除する場合はチェックします。更新ボタンをクリックすると、チェックした行が削除されます。 |
操作名称 |
操作(分岐先のルート)に名前を付けます。条件やそのルートでの操作など、分かりやすい名前を付けることをお勧めします。
例 調査必要、調査不要 |
分岐コード |
操作(分岐先のルート)を識別するためのコードです。
アクティビティ内で一意である必要があります。同じコードは付けられません。
入力は任意です。未入力の場合は自動的に設定されます。 |
表示順 |
分岐経路内のルートを表示する順番を指定します。ワークフロー予定・実績欄での表示順を使用します。
数値が小さい順に上から表示されます。 |
デフォルト操作 |
どの条件にも当てはまらない場合に選択するルートを指定します。
デフォルト操作を設定しないと、当てはまる条件が 1 つもないとエラーとなり、ワークフローが進みません。ワークフローが滞ることを避けるため、設定することをお勧めします。
クリアをクリックすると、未設定に戻ります。 |
判定順 |
どの順番で条件を判定するかを指定します。
数値が小さい順に判定し、条件に当てはまると判定が終了します。 |
更新ボタンをクリックします。
行が足りなくなった場合は、更新ボタンをクリックします。保存後に空行が追加されます。
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分岐(汎用) アクティビティの判定順を設定します。
判定順をクリックします。
操作名称をクリックします。条件式の設定画面が表示されます。
条件式を設定します。
条件タイプ |
複数の条件を設定した場合に、条件を「AND(かつ)」で判定するか、「OR(もしくは)」で判定するかを指定します。 |
項目名称 |
判定に使用する項目を指定します。
アプリの項目以外に「所属グループ」「所属グループ(グループコード)」「作成者」を選択できます。
項目 |
説明 |
所属グループ |
申請者が所属するグループのグループ名 |
所属グループ所属グループ(グループコード) |
申請者が所属するグループのグループコード |
作成者 |
申請者(データの作成者)の氏名 |
以下の項目は使用できません。
- ファイル 型の項目
- 画像 型の項目
- 自動採番 型の項目
- 所属グループ(グループレベル)
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演算子 |
値の一致、値の大小など条件の判定方法を指定します。
演算子 |
説明 |
= |
等しい |
!= |
等しくない |
>= |
以上(より大きい、もしくは等しい) |
<= |
以下(より小さい、もしくは等しい) |
> |
より大きい |
< |
より小さい |
IN |
含む |
NOT IN |
含まない |
IS NULL |
NULL である(項目が空である) |
IS NOT NULL |
NULL でない(項目が空でない) |
LIKE |
文字列の比較 |
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条件値 |
評価する値を指定します。 |
条件式 は、判定に使用する項目(項目名称)、演算子、条件値 の組み合わせで表現します。
条件式の設定方法は、マスター経路の自動選択(条件による自動選択)をご参照ください。
例では、項目「調査判断」がチェックされていることを条件にします。チェックすると入力値は「要」であるため、 項目名称に「調査判断」、演算子に「=」、条件値に「要」を設定します。
更新ボタンをクリックします。
行が足りなくなった場合は、更新ボタンをクリックします。保存後に空行が追加されます。
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作成したアクティビティがアクティビティタイプ一覧に表示されます。
分岐(汎用) アクティビティが作成できました。
分岐経路の設定方法
作成した 分岐(汎用) アクティビティを分岐経路の始点にします。
経路の作成方法は、マスター経路の作成をご参照ください。
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分岐(汎用) アクティビティを配置します。
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分岐(汎用) アクティビティと分岐経路内のアクティビティをつなぎます。
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分岐終了 アクティビティを配置します。
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分岐経路内のアクティビティと 分岐終了 アクティビティをつなぎます。
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分岐経路内のアクティビティに操作を設定します。
分岐経路内のアクティビティを右クリックし、プロパティを選択します。
プロパティウインドウの操作名称の参照ボタンをクリックすると、操作名称選択ウインドウが開きます。
操作名称選択ウインドウには、分岐(汎用) アクティビティに設定した操作名称が表示されます。アクティビティに設定する操作名称を選択します。
例では、承認 アクティビティに操作名称「調査必要」を、通過 アクティビティに操作名称「調査不要」を選択します。
プロパティウインドウで、アクティビティの担当者も設定します。
完成した経路です。
注意点
- 分岐(汎用) アクティビティと 分岐終了 アクティビティは、必ず対で配置します。
分岐(汎用) アクティビティで分岐経路を開始し、分岐終了 アクティビティを分岐経路を終了します。
- 分岐経路内には、必ず複数のルートが存在します。
分岐(汎用) アクティビティは、複数のアクティビティにつながる必要があります。
- 分岐経路内に並列経路を配置できません。
分岐(汎用) アクティビティ ~ 分岐終了 アクティビティの間に、並列 アクティビティ ~ 結合 アクティビティを配置できません。
- 分岐経路内に分岐経路を配置できません。
分岐(汎用) アクティビティ ~ 分岐終了 アクティビティの間に、分岐(汎用) アクティビティ ~ 分岐終了 アクティビティを配置できません。
- どの条件にも当てはまらない場合はエラーとなり、ワークフローが進みません。
ワークフローが滞ることを避けるため、デフォルト操作 を設定することをお勧めします。
デフォルト操作を設定しておくと、どの条件にも当てはまらない場合はデフォルト操作のルートが選択されます。