アクティビティ
承認する/否認する、などワークフローでの作業の単位を アクティビティ と言います。
アクティビティを並べて、アクティビティに担当者を割り当てることで経路を組み立てます。
標準アクティビティ
標準アクティビティ は、システムが定義しているアクティビティです。アクティビティの設定を変更できません。アクティビティの設定を変更するには、標準アクティビティをコピーします。
また、アクティビティには経路に配置するものと自動的に経路に挿入されるものがあります。
アクティビティ | アクティビティタイプコード | 概要 |
---|---|---|
開始 | START | ワークフローの開始を示します。経路の先頭に自動で配置され、担当者は申請者が割り当てられます。 |
承認 | INSPECTION | 途中の承認処理です。経路内に複数設定できます。承認/否認の判断を行います。「承認」を選ぶと次のステップへ進み、「否認」を選ぶとワークフローを中止します。 |
決裁 | APPROVAL | 最終の承認処理です。経路内に1つのみ設定します。操作は承認と同様です。 |
並列 | AND-SPLIT | 複数の経路に分かれて、並列に処理します。結合とともに使用します。 |
結合 | AND-JOIN | 並列処理を終了し、1 つの経路に戻ります。並列とともに使用します。 |
回覧 | CIRCULATE | 発行されたデータを関係者に配布します。「受領」操作が必要です。 |
通知 | NOTIFY | 発行後に、データが公開されたことを関係者に通知します。 |
事前通知 | PRIOR-NOTIFY | 経路の途中で、関係者にデータが回付されていることを通知します。 ワークフロー設定の事前通知に「する」を指定すると使用できます。 |
訂正指示 | CORRECT-DIRECTION | 申請者に差戻した際に、自動で経路に配置されます。申請者にデータの修正を促します。修正すると、ワークフローが再開します。 |
発行 | PUBLISH | 決裁されたデータを関係者に公開します。担当者は決裁者が割り当てられます。 |
直列開始 | SERIES | 直列経路の始点を示します。並列経路・分岐経路内に直列経路で使用します。直列終了とともに使用します。 |
直列終了 | END-SERIES | 直列経路の終点を示します。並列経路・分岐経路内に直列経路で使用します。直列開始とともに使用します。 |
中止 | STOP | ワークフローを途中で中止したことを示します。中止した際に、自動で経路に配置されます。 |
システム中止 | SYSSTOP | システムによってワークフローが中止された際に、経路に配置されます。 |
終了 | END | ワークフローの終了を示します。経路の最後に自動で配置されます。 |
分岐(汎用) | OR-SPLIT-GENERAL | 分岐経路の始点を示します。条件にしたがい、経路を分岐します。分岐終了とともに使用します。 |
分岐終了 | OR-JOIN | 分岐経路の終点を示します。分岐(汎用)とともに使用します。 |
通過 | PASS | 何も処理しないことを示します。処理する必要がないが、経路の設定上、何かアクティビティを配置する必要がある場合に配置します。主に分岐経路で使用します。 |