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Java開発フレームワーク「楽々FrameworkII」がIBMの統合ビジネスサーバー「IBM System i5」に対応

2006年2月14日
住友電工情報システム株式会社

 住友電工情報システム株式会社(社長:岩佐洋司)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(社長:大歳卓麻、以下日本IBM)の統合ビジネスサーバー「IBM System i5」および「IBM eServer iSeries」上で簡単にWeb基幹システムを開発することができるJava開発フレームワークの新バージョン「楽々FrameworkII バージョン3.1」の販売を2月14日より開始します。

 「楽々FrameworkII」は、業務系Webシステムの開発期間とコストの大幅な削減を実現するJava開発フレームワークで、住友電気工業株式会社(社長:松本正義)が開発し、2002年12月に住友電工情報システムが販売を開始しました。Java初心者であってもきわめて短期間で高度な業務処理プログラムが開発可能であることから、これまで中堅から大企業の情報システム部門、システム開発会社を中心に約80社に導入頂いております。
 しかし、「楽々FrameworkII」のこれまでのバージョンは、Linux、UNIX、Windows といったOS(オペレーティング・システム)には対応していますが、iSeriesの標準OSであるi5/OSには対応しておらず、iSeries ではLinuxを搭載した機種でのみご利用いただくことが可能でした。

 本日より販売を開始する「楽々FrameworkII バージョン3.1」は、iSeriesの最新OSであるi5/OS V5R4に対応しています。これにより、既にiSeriesを導入済みの企業はOSをi5/OS V5R4にバージョンアップすることで、これまでに積み上げてきたシステム資産を活かしながら、「楽々FrameworkII」により、同じ環境の上に新たなJava基幹業務システムを簡単に構築することが可能となります。これまでのバージョンと同様、今回の「楽々FrameworkII バージョン3.1」でも、複雑な処理を実現できる業務コンポーネントにより、ノンプログラミングで業務処理の大部分を稼動できるため、プログラム設計工数を3分の1に圧縮できます。さらに、データベース設計完了後、すぐに試作プログラムを自動生成し稼動できるため、Javaでそのままシステムを構築する場合に比べ10分の1の時間で高品質なプログラムが作成可能です。
 今後、住友電工情報システムでは、「楽々FrameworkII」をベースに開発された業務パッケージ・ソフトについても、System i5及びiSeriesのi5/OS V5R4上で稼動するよう、展開してまいります。
 
 なお、今回の取り組みは、日本IBMが2005年2月に発表したiSeriesのパートナー向け支援施策である「iSeriesイノベーション宣言」を活用したものです。  日本IBMは、同施策に基づき、住友電工情報システムに対して
・ System i5の最新OSであるi5/OS V5R4およびDB2 UDBに関する技術支援
・ 「iSeriesイノベーション・ラボ」(東京都中央区)における稼働検証
を実施しました。今後両社は、共同でマーケティング活動を実施していく予定です。

 また、日本IBMは、同社のパートナー同士が得意分野を連携することで、製品開発、販売、ソリューション提供などの効率化を高めることを目的とした研究会「System i5ソリューション研究会」を2月1日に発足させました。「楽々FrameworkII バージョン3.1」は、同研究会における初の連携として、IBMパートナーである日本情報通信株式会社(社長:富田修二)が、販売し、構築します。また、日本情報通信は、バリュー・ディストリビューターとして「楽々FrameworkII バージョン3.1」を販売するソリューション・プロバイダーを支援していきます。

以 上
*1 Java:米サン・マイクロシステムズが開発したオブジェクト指向プログラミング言語。


[補足資料]

i5/OS V5R4について

 日本IBMが2月1日に発表したi5/OS V5R4は、業界標準のSQL2003に準拠しており、オープン系アプリケーションのi5/OSへの移植をよりスムーズに行うことができます。
 住友電工情報システムは、日本IBMの支援のもと、i5/OS V5R4を発表、出荷前にUSより取り寄せ、検証し、テクニカルサポートを受ける事により、本来5ヶ月かかると見込まれる開発期間を、2ヶ月に短縮することができました。開発期間が短縮できたことにより、開発コストの削減と、市場のニーズへの迅速な対応が可能になりました。


楽々FrameworkIIバージョン3.1の動作環境

サーバOS i5/OS/Linux/AIX/Solaris/Windowsサーバー
アプリケーションサーバ WebSphere/Oracle Application Server 10g/WebLogic/
Cosminexus/WebOTX/InterStage/Tomcat等
データベース DB2 UDB/Oracle/SQL Server/PostgreSQL
クライアント Internet Explorer /Netscape Navigator
 
  • 楽々Frameworkは、住友電気工業株式会社の登録商標です。
  • Java、Solaris は、米国 Sun Microsystems, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
  • Linux は、Linus Torvalds の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
  • UNIXは、X/Open Company Ltd.がライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
  • IBM、System i5、iSeries、eServer、i5/OS、AIX、WebSphere、DB2 は、IBM Corporationの米国及びその他の国における商標または登録商標です。
  • Oracle は、米国 Oracle Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
  • WebLogic は、米国 BEA Systems, Inc. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。
  • Cosminexusは、株式会社日立製作所の登録商標です。
  • WebOTX は、日本電気株式会社の登録商標です。
  • Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。
  • Netscape、Netscape Navigator は、米国 Netscape Communications Corp. の米国及びその他の国における商標または登録商標です。

製品Webサイト

「楽々FrameworkII」 http://www.sei-info.co.jp/framework/

住友電工情報システム株式会社の概要

設立 1998年10月1日
資本金 2億円 (住友電気工業(株)100%出資)
従業員数 250名
代表者 代表取締役社長 岩佐 洋司
本社所在地 大阪市淀川区西宮原2-1-3(SORA新大阪21ビル)
事業内容 各種業務用ソフトウェアの開発・販売・保守
パッケージ・ソフトの開発・販売・保守 他

日本情報通信株式会社の概要

設立 1985年12月18日
資本金 40億円 (日本電信電話株式会社50%,日本アイ・ビー・エム株式会社50%)
従業員数 663名
代表者 代表取締役社長 富田 修二
本社所在地 東京都中央区明石町8番1号(聖路加タワー)
事業内容 ・情報通信ネットワークの企画・設計・構築・コンサルティング
・各種アプリケーション・ソフトウエアの開発・提供
・各種コンピューター、通信機器の販売
・システム運用サービスの提供 ほか

本件に関するお問い合わせ先

住友電工情報システム株式会社 マーケティング室
TEL: 06-6394-6754 Email:mkt@sei-info.co.jp


日本アイ・ビー・エム株式会社
   広報 金子  TEL: 03-5563-4310  Email: kazk@jp.ibm.com


日本情報通信株式会社     
   HRM コミュニケーション/マーケティンググループ 
   広報担当 池田/田中  TEL: 03-6278-1115  Email: koho@NIandC.co.jp

 このリリースは、日本アイ・ビー・エム株式会社・日本情報通信株式会社・住友電工情報システム株式会社の3社より同時に配信して おります。

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