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オープンソース開発環境との連携を実現した
Java開発フレームワーク「楽々FrameworkIIバージョン3.0」の販売を開始 |
2006年1月20日
住友電工情報システム株式会社 |
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「楽々FrameworkII」は、業務系Webシステムの開発期間とコストの大幅な削減を実現するJava開発フレームワークです。本製品は、複雑な処理を実現できる業務コンポーネントにより、ノンプログラミングで業務処理の大部分を稼動できるため、プログラム設計工数を従来の3分の1まで圧縮できます。さらに、データベース設計完了後、すぐに試作プログラムを自動生成し稼動できるため、Javaでそのままシステムを構築する場合に比べ10分の1の時間で高品質なプログラムが作成可能です。このような特長をもつ「楽々FrameworkII」は2002年12月の発売以来、中堅から大企業の情報システム部門やシステム開発会社を中心に約80社に導入頂いております。
一方Strutsは、誰でも自由に無償で利用できることからJava開発者の間で広範囲に利用されており、オープンソース・ソフトウェアのJava開発フレームワークとしては「事実上の標準」となっています。しかし提供される機能が一部に限定され、業務ロジックや画面表示などについては開発者が自力で実装する必要があり、開発効率の向上に限界があるという課題がありました。
今回販売を開始する「楽々FrameworkII バージョン3.0」では、Strutsとの連携機能である「RakConnect for Struts」を新たに追加し、Strutsの課題を楽々FrameworkIIで解決することを可能にしました。RakConnect for Strutsでは、Strutsアプリケーションと楽々FrameworkIIアプリケーションでのメニューやログイン認証の共有、Strutsアプリケーションから楽々FrameworkII部品の呼び出し、楽々FrameworkIIアプリケーションからStrutsで作成したアプリケーションの呼び出しなどの機能を提供します。
RakConnect for Strutsを新たに追加することにより、Java開発に取り組むお客さまは次のことが可能となります。
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- Strutsをご利用中のお客さま
Strutsで構築した基幹アプリケーションに修正が必要となった場合に、楽々FrameworkIIを使用して、短期間・低コスト・高品質の再構築、機能追加が可能となります。またログイン処理、データベース処理の共有機能により、基本的な処理は楽々FrameworkIIの標準提供機能に任せ、業務固有部分のみの開発に専念することが可能となります。
- 複数のJava開発フレームワークを並行利用予定のお客さま
Strutsと楽々FrameworkIIを並行利用して開発を進めることができますので、オープンソースの利用を推進しながら、同時に楽々FrameworkIIの高生産性、高機能を享受することが可能となります。
- 楽々FrameworkIIをご利用中のお客さま
楽々FrameworkIIが標準で提供する豊富な業務部品に加えて、Strutsで作成したアプリケーションを楽々FrameworkIIのシステムから利用することが可能となります。
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「楽々FrameworkII バージョン3.0」ではこのほか、稼動環境として新たにサン・マイクロシステムズ株式会社のオペレーティングシステム「Solaris」にも対応いたしました。
今後「楽々FrameworkII」では、他の環境や製品との連携機能「RakConnect」をシリーズ化して拡充していくとともに、対応する稼働環境も拡大してまいります。 |
以 上 |
*1 |
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Struts:Javaシステムの開発フレームワークのひとつ。オープンソースのソフトウェアでApache Software Licenseに基づいて公開されている。 |
*2 |
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Java:米サン・マイクロシステムズが開発したオブジェクト指向プログラミング言語 |
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[補足資料]
楽々FrameworkIIバージョン4.2の動作環境
サーバOS |
Linux/Solaris/AIX/Windowsサーバ |
アプリケーションサーバ |
WebSphere/Oracle Application Server 10g/WebLogic/
Cosminexus/WebOTX/InterStage/Tomcat等 |
データベース |
DB2 UDB/Oracle/SQL Server/PostgreSQL |
クライアント |
Internet Explorer /Netscape Navigator |
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